ベンチャーキャピタル

ベストセラー本となっている「VENTURE CAPITAL」という著書の中でダイナミック・シグナル社のラス・フラディン(Russ Fradin)CEOが、過去15年間に渡るシリコンバレーのベンチャーキャピタル(VC)の成功率を調べた結果が共有されています。

リサーチによれば、シリコンバレーのベンチャーキャピタルから出資を受けている企業の内60%は、出資額を割る結果に終っているそうです。

そして、ポートフォリオのわずか10%がベンチャーキャピタル業界の利益となっているそうです。

ベンチャーキャピタルは、さまざまな審査を経た上で「行ける」と最終判断した企業にのみ投資をするのが仕事なわけですが、「選ばれた投資先」の中でも結果的に「勝ち組」となるのは、わずか10%だそうです。

「ベンチャーキャピタルから投資を受けた」と言ってもそれが必ずしも「成功」を意味するわけではない事が伺えます。


このようなデータもあるので、一流のベンチャーキャピタリストと呼ばれている人は、「投資件数」も重視しているようです。

伝説的なベンチャーキャピタリスト、ロン・コンウェイ

伝説的なシリコンバレーのベンチャーキャピタリスト、ロン・コンウェイ

例えば、シリコンバレートップクラスのベンチャーキャピタリストとして有名でグーグルやフェイスブックやツイッターやジンガやグルーポンにも投資をしているロン・コンウェイは、1994年から700件以上の投資をしているそうです。

直近では、1週間で2案件に投資するくらいのスピードで投資案件を精査し投資実行に至っているとのこと。

ちなみにアメリカの場合、シリコンバレーで成功するスタートアップは、ほぼ例外なくベンチャーキャピタルが入っています。

一方、日本では、ベンチャーキャピタルが一切入らず自己資本で上場する会社やベンチャーキャピタルが入っていても必要最小限で株式公開に至っている会社も増えており、これは、PR・取材不足からか英語圏ではあまり取り上げられていませんが、世界的に見てかなり興味深いユニークなトレンドだと言えます。


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