ウォール・ストリート2

映画「ウォール街2」は、2008年のリーマンショックを映画化したものだと言われていますが、登場人物のマネーの流れを追ってみるとウォール街の中での「弱肉強食」という表現がピッタリな「熾烈な競争」の現実が見えてきます。

■ウォール街で働く主人公ジェイク(ジェイコブ・ムーア)のお金の使い方

KELLER ZABELから145万ドルのボーナス小切手をもらう

婚約者に約45万ドルのダイヤを婚約指輪として購入する → 後に返品するよう言われて返品

ボーナスの残り100万ドルをKELLER ZABEL社に投資する(信用取引でレバレッジ2倍)→ KELLER ZABEL社倒産で株券は、紙切れになり大損をする・・・(このため婚約時には、「無職かつ破産寸前」)

母親の不動産投資用に20万ドルを融通する

450万ドルでニューヨークのロフトを売る(600万ドルで購入したため150万ドルの損失)

母親の不動産投資用に3万ドルの小切手を渡す

「今は3万ドル(約300万円)しかない」

シア・ラブーフ

このようにシア・ラブーフが演じる若き主人公であるジェイコブ・ムーアは、他のウォール街のトレーダーの多くのように下落相場が読めず、個人的な資金面では、負け続きで映画を終えます。



ウォール街の職員らしく145万ドルのボーナスをもらう等「超高収入」ではあるもののそのお金で婚約者に45万ドルのダイヤの指輪を購入してみたり、残り100万ドルを倒産寸前の勤め先に投資してしまったりと「高収入だけど手元にお金が残らない」という典型的な「高収入高支出」型の生き方だと言えます。

ローンで購入している600万ドル(約6億円)のニューヨークの高級アパートも450万ドル(約4億5,000万円)で損切りしていたりします。

このようにマネーという観点からは、少なくとも映画内では、負け続きのジェイコブですが、グリーン・エネルギーの可能性を信じる「志」を持っていたり、伴侶にも恵まれている点が強みだと言えます。


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