中国人富裕層

中国人富裕層は、オーストラリアやロンドンやカナダや香港やシンガポール等英語圏で法整備がしっかりされた国に投資をするのを好む事で知られていますが、その中でも一番人気の投資先は、アメリカとなっています。

中国人富裕層は、2012年4月〜2013年3月末までの1年間で外国人による米国不動産投資総額682億ドル(約6兆8,200億円)の内18%を占め、約123億ドル(約1兆2,300億円)を投下したと米国の不動産業者協会(National Association of Realtors)は、発表しています。

米国不動産を購入している外国人は、中国人の他にもいますが、中国人バイヤーの特徴としては、「購入物件が単価の高い立地の良い高級物件であること」「現金決済が7割」という事が挙げられます。

以下、米国の不動産業者協会(National Association of Realtors)が発表している2013年の国籍別購入者ランキング購入物件単価ですが、中国人バイヤーの購入単価は、425,000ドルとなっており、他国のバイヤーよりも一回り高い事がわかります。

カナダ  23% 183,000ドル

中国   12% 425,000ドル

メキシコ   8% 156,000ドル

インド    5% 300,000ドル

イギリス   5% 250,000ドル

また、決済の7割が現金決済という事からも懐の広さが伺えます。通常、富裕層であっても不動産は、ローンを付けて購入するのが一般的だと言えますが、中国富裕層の場合は、現金決済となっています。

中国人富裕層

中国人バイヤーの投資意欲や資金力は、半端でないと言えますが、お金持ちである買い手を上手に誘致できると不動産をたくさん買ってもらえ、売買手数料で税収も上がり、GDPも増えていくので、売り手も努力の甲斐があるというものです。

中国人富裕層が投資をしている国の多くのは、「たくさん投資してくれれば永住権を与えます」という高所得移民を誘致する政策を取っており、これが、中国人富裕層の「祖国・中国以外の国にも居場所が欲しい」という欲求と重なり、不動産購入を促進しています。

アジアでいえば、香港やシンガポールは、永住権目当てに不動産購買をする中国人バイヤーで不動産価格は、数年前から高騰してます。

アメリカもカリフォルニア州を中心に不動産購入することでEB-5投資移民ビザを取得することがグリーンカード取得への近道という背景があり、中国人バイヤーが殺到しています。

日本でも中国人バイヤー誘致に向けて政策転換をしていけば、物凄い数の中国人富裕そうがやってくる可能性がありますが、尖閣問題等で日中関係が政治的緊張状態にあるためすぐには実現は難しいかもしれません。


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