Working Class

出典:Wikimedia-Commons

アメリカを中心に世界の先進国では、中流階級から脱落する貧困世帯が増えていますが、「貧困世帯」というのが、どんなものなのかを当事者目線で語った文章が、公開されました。

アメリカでは、「低所得世帯」(Low-income working families)が、2007年には、全世帯の28%だったのが、2011年には、32.1%となっており、低所得世帯が増えている事がわかります。

2011年の水準では、4人家族(内子供2人)の場合、低所得世帯の世帯収入は、45,622ドル(約456万円)以下の世帯となっています。

This is What It’s Like to Be Poor

http://www.theburningplatform.com/2013/11/23/this-is-what-its-like-to-be-poor/

(以下、メモ)

●毎朝6時に起きて、授業に参加し、それから仕事をします。仕事が終わると子供たちを迎え、それから夫を迎えにいきます。

●それから30分後には、2つ目の仕事に向かいます。帰宅は、午前0時30分。それから授業や仕事の残りをこなし、午前3時には、寝ます。

●これは、毎日の事ではなく、週2日は、もう少し楽です。その空いた時間を使って家の掃除をしたり、普段は1日1時間くらいしか一緒に過ごせない子供たちと時間を過ごしたり、授業の宿題をこなしたりしています。


ジャンクフードは、数少ない楽しみの1つなので、止めようと思っていません。

●あまり、中流階級のマネはしないようにしています。上手くいかないし、チャレンジしても上手くいかなかった事で嫌な気分になるので。

●パトリオット・アクトが通過してから銀行口座を入手するのが、難しくなりました。銀行口座がないと支払いのための現金をどこに置くのかを考えるのに時間がかかります。

●モーテルに泊まるにもクレジットカードが必要なので、とても不便です。

●私たちは、常に疲れています。それに、私たちの人生には、バケーションがありません。

●現在、貧乏であるという事で今後も貧乏でなくなる事が難しい、という事を私たちは理解しています。

●なので、あまり現状を良くしようというモチベーションが湧きません。

●私は、喫煙をします。高いですが、いつも疲れているので、刺激物として最高です。タバコを吸う事で落ち込んでいても気分が良くなります。

●自分でも賢くないと思う金銭的判断をする事がありますが、長期的には、貧乏でなくなる事はないので、大差はない事だと考えています。

●貧乏だと長期的な脳の部分が停止します。あまり長期的にプランニングしないのは、そうしたらまた失望する事になるからです。

●同情をして欲しい、とは考えていません。ただ、客観的に見てあまり良くないと思える判断を私たちがしてしまう理由を説明したかっただけです。

●私たちの人生は、こんな感じです。

(以上、メモ)

この投稿者の女性によれば、アメリカでは、10年くらい前からもともとより高い階級で育っても自分の代で貧困層に転落するといった事がよく起きているようです。

彼女自身もその一人だと自負しているようです。

日本でも子供がいて、かつ、仕事(パートタイムも含め)をしている女性は、日々の生活やタイムマネージメントが大変ですが、投稿者の女性は、仕事を2つこなし、さらに、自身の社会人教育のために授業を受けているので、時間も体力も限界に達していると考えられます。

また、今までのやり方を続けても貧困生活から脱する事ができないという結論に当人が、達しているので、幸せな出口のない生活を続けているという事になります。

不幸せな結果を仕方がないと受け入れてしまうと、最終的にその通りになってしまうものなので、現状から遠い世界のように思えても自分にとって幸せな結果を思い描き続け、イメージしていくのが、一番大切ですね。


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