Warren Buffett

出典:Wikimedia-Commons

世界一の投資家として知られるウォーレン・バフェット(Warren Buffett)は、一旦、購入した銘柄は、なかなか手放さない事で有名です。

バフェットが銘柄を長期保有する理由は、

⑴保有期間が長ければ長いほど事業価値がどんどん高まる「スーパースター銘柄」のみを購入しているから

⑵売却してしまうとキャピタルゲイン税が課税されるものの、売らなければ、無税で複利の恩恵を受けられるから

といった事が挙げられます。


まず、⑴に関して説明をすると、バフェットがそもそも長期保有をする銘柄は、「スーパースター銘柄のみ」に限定している事で知られています。

つまり、最初から「優秀な企業」しか採用せず、平均的な企業は、購入していないという事です。

バフェットにとっての「スーパースター銘柄」というのは、圧倒的な競争優位性を持ち、市場で独占に近い立場を確立している企業の事です。

これら「スーパースター銘柄」は、市場で圧倒的なブランド力を発揮しており、固定ファンがついていたりするので、その競争優位性が崩れない限り、時間が経過するほど事業の価値は、増していくものだとバフェットは、考えました。

そして、時間が経過するほど価値が高まるものであれば、売る理由はないと結論づけているわけです。

もちろん、株式市場の評価というのは、必ずしも事業の実態価値と合致するわけではありませんが、バフェットの考えてでは、株価は、短期的には、事業価値と乖離する事はあっても長期的視野で見ると実態を反映した値段になると考えているようです。

また、銘柄を長期保有するもう1つの理由として税金の問題があります。

株式を売却する場合、キャピタルゲイン税が課税されますが、売却せずに保有し続けた場合、キャピタルゲイン税は、発生しません。

保有し続ける間は、無税で運用できるという魅力があるので、細かく売買するインセンティブが働かないというわけです。

このような背景があり、バフェットは、銘柄を長期保有しているわけですが、逆に言えば、平均的投資家がバフェットのような実績を出せないのは、

●凡庸な銘柄を選定してしまっている

●頻繁に売買を繰り返し、少々利益が上がっても、その都度、キャピタルゲイン税を支払っている

といった理由があると考えられます。

株式投資を実践していく上では、世界トップクラスの実績を持つバフェットの言葉や考え方は、先陣の知恵から学ぶという意味で知っておきたい内容ですね。


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