40 Chances

ウォーレン・バフェットが、息子であるハワード・バフェットの著者「40 Chances」の出版に伴ってブルームバーグのインタビューに親子及び孫の3世代で対応しています。

ハワード・バフェットは、自身の財団(ハワード・バフェット財団)を経営していて、慈善活動に本腰を入れています。

ウォーレン・バフェットが投資家としてお金を稼ぎ、それを息子であるハワード・バフェットが使うといった家族内の役割分担になっているようです。

ウォーレン・バフェットは、ゲイツ財団に寄付をした事でも有名ですが、息子たちの慈善活動の支援にもかなり積極的なようです。

その背景として、彼自身が大成功したのは、「運(ラッキーだったから)」という気持ちがあるようです。

インタビューで、バフェットは、次のように語っています。

「まず、アメリカで生まれた事がラッキーでした。それで成功の確率は、30から40対1になりました。他には、いくつかの恵まれたDNAを持って生まれてきた事や良い時代に生まれてきた事が挙げられます。仮に数千年前に生まれてきた場合、私は、早く走ったり登ったりすることができないので、どこかの動物の食い物にされていたでしょう。こういった事もあり、この世界にどのように生まれてくるのかというのは、大きな事だと考えています。」

確かにウォーレン・バフェットが、アフリカで生まれていたとしたら投資をするにも投資資金を募るにも一苦労で同じレベルの成功は、得られなかった可能性が高いと言えます。

世界一の経済圏であるアメリカに白人として生まれてきて、かつ、数学及び数字に強い才能があったという事が、世界一の投資家になる上での重要な前提条件だったと言えます。

個人の成功を考える上では、当人の才能や努力のみが評価される事が多々ありますが、実は、生まれた時代や国というのも当たり前のようで大きな前提条件となっているという事ですね。

前提条件が揃っていても当人の努力無しでは、何も成し遂げられないと言えますが、大才であっても前提条件が揃っていない場合、花が開くのは、かなり難しくなり、実現できたとしてもかなりの時間がかかってしまうものです。

アメリカ人の実業家や投資家の中には、「人生の結果は、すべて個人の努力によるもの」(「=だから貧しい人は、努力が足りない証拠」)と考えている人も多いので、オピニオンリーダーであるウォーレン・バフェットが与えられた人生の前提条件に感謝しているのは、新鮮であり、理想的な富裕層の姿を世界に提示していると言えます。



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