Zillow

 

米国の大手不動産情報サイトのZillow.com(NasdaqGS)が、第三四半期決算を発表しました。

今回の決算は、Zillow.comが、順調に成長している事を確認できる内容だったと言えます。

ハイライトとしては、次の点が挙げられます。

●第三四半期の売上高は、5,331万ドルと2012年の同時期から67%増

●2013年8月のトラフィックは、史上最大で月6,400万人。また、昨対同時期比でも75%増。

●有料会員数も5,942人の増加で昨対比68%増



一方、足下の損益面では、第三四半期の売上高5,331万ドル(約53.31億円)に対して119万ドルの損失となっていました。

損失の背景としては、主に市場シェア獲得のための広告への先行投資を理由としています。

しかし、現金残高は、2013年9月末の段階で3億1,888万ドル(約318.88億円)あり、株主資本も5億5,725万ドル(約557.25億円)で総資産5億9,166万ドル(約591.66億円)に対して自己資本比率も94.2%という状態なので、財務上の心配は全くいらない状態だと言えます。

現在は、財務上は、赤字ですが、売上高やアクセス数も順調に伸びており、今後の成長への期待が評価され、2013年11月6日の時価総額は、28.7億ドル(約2,870億円)でした。

ただ、既にPER的には、説明がつかない値段となっているのは、確かなので、この点は、注意が必要です。

ちなみに日本の不動産情報サイトでは、「ホームズ」を経営する株式会社ネクストが有名ですが、ネクストは、1997年設立となっています。

Zillowの設立は、2006年だったので、「ホームズ」の方が10年近く早いスタートを切っていたという事になりますね。

日本では、インターネットの環境整備が早い段階で出来たため、アメリカにはない日本初のビジネスモデルというのが、生まれており、不動産情報サイトの分野では、ネクストが運営する「ホームズ」は、世界的にもパイオニア的存在となっているはずです。


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